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バレンタインのお返しに。知っておきたいチョコレートに隠された事実

送る人も送られた人も、ほんのり甘い気持ちにさせてくれるチョコレート。あれから1ヶ月、そう今日はホワイトデーです。

ひと月経った今日だからちょっと、言わせて頂きたいことがあります。知っておきたいチョコレートに隠された苦いお話です。

Fèves de cacao


チョコレートと児童労働

チョコレートの原料となるカカオですが、世界の約43%をたった1国で生産しているのが西アフリカのコートジボワール。

人口約2,032万人の国民のおよそ1/3が、カカオ(もしくはコーヒー)栽培に関わっているという記録があるくらい、国を挙げての一大産業であることは確かなようです。

ところが、その実態はチョコレートの味とは裏腹に甘くはありません。過酷な状況。IITA(国際熱帯農業研究所)の調査によれば、コートジボワールのじつに13万人もの子どもたちが、カカオ農園での労働に従事させられているとか。

6歳〜17歳までの子どもの1/3は、一度も学校に通ったこともなく日々、重労働を課せられている現実のようです。

発育段階の子どもたちには過酷な重労働。さらには農薬散布や刃物の使用は身の危険と隣り合わせ。

dancing child

さらに、カカオ農園で働く子どもたちのうち、じつに1万2千人が農場経営者と血縁関係になかったことも判明。この事実から、人身売買が懸念されています。

直接的な関係があるかは分かりません。でも、西アフリカ諸国を悩ます、度重なる紛争が極度の貧困をまねいている地域が、今もあることも確かです。

厳しい現状からせめて我が子だけでも・・・、そんな考えが働いても、決して不思議ではない現実があるのかも知れません。

Ever Present


最後にひとつ。チョコをあげたりお返しする代わりに募金を奨める「チョコ募金」というユニークな募金活動をご紹介。

あげる返すの代わりにカカオの生産国・ガーナの子どもたちに学用品購入のための支援金を送ろうという、何とも粋な取り組み。
お返しは寄付にさせてね
こんなホワイトデーがあっても良いのでは?

 

Reference:You Tube

 


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