次世代送電網を使って、電気をシェアできる新しい仕組みがアメリカで話題!
近年、ユーザー意識の高まりを感じるエネルギー問題。なかでも、自由に電力を売買できる「電力自由化」が各国で推し進められている様子。
こうした動きを背景として、電気をシェアするサービスがアメリカで話題になっている。
この仕組み、映像に登場する「Gridmates」に加入することで、参加者の間で電力を売買できるというもの。
ざっくりと解説するなら、電力の流れを供給側、需要側の両方から制御し、最適化できる次世代送電網のことで、俗に言うスマートグリッドがこれ。
この技術を用いて、余っているところから足りないところへ電力を販売できるようになる。全体の電力が余っているか足りないかは、常時にウェブサイトで公開され、ユーザーは必要な量だけを購入/販売することができるそう。
一方、電力の自由化には慎重な意見もある。自由化を推進したアメリカでは、価格競争の激化に歯止めが利かず、システムの維持にコストがかけられなくなり、大停電が発生した事例もあるという。
ちなみに日本では、こうした発電と送電を別個に行うことは法的に認められていないため、同様のサービスを作ることは今の時点ではできない現状。電力の自由化自体は推進されてはいるが、新規参入は全体からみれば、ごくごくわずかなようだ。
どうやってエネルギーを分配するのが正しいのか、答えはまだ闇の中だが、少なくともこうした新しい試みによって、どんどん知見を得ていくことが重要なのかも。
Reference:Youtube
続きはこちら