「犬に、音読を聞かせる」子どもの苦手を克服する、犬を使ったアメリカ発のプログラム
アメリカには、犬を使ったセラピープログラムが多く存在する。そのひとつに“犬に音読を聞かせる”というものがある。
文字を読むのが苦手だったり、緊張してしまった り…そんな子ども達を対象に、セラピー犬に聞き役になってもらい音読の練習をしようというプログラムだ。
なぜそんなことで効果があるのだろうか？実は、音読が苦手だという子どもの多くは、授業などで教師やクラスメイトから指摘を受けてしまうことで、どんどん音読が嫌いになり読むことを諦めてしまう傾向があるそう。必要以上に緊張してしまうのも、読めなくなってしまう一因だろう。
大切なのは批判せず、ただ側で静かに聞いてくれる存在だ。セラピー犬は、子どもが本を読むのを落ち着いた様子で（本のにおいを嗅いだりしながらも）じっと聞いてくれる訓練を積んでいる。だから、子どもは自然とリラックスして最後まで読むことができるという。
“R.E.A.D.”（Reading Education Assistance Dogs）の相性で呼ばれるセラピー犬を使ったプログラムはすでに、アメリカ各地をはじめ、カナダやイギリスなどでも展開されている。日本でも待ち望んでいる子どもがいるのではないだろうか？
Top photo by Soggydan Benenovitch/ Reference：huffingtonpost
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