【快挙！】ほとんど垂直！断崖絶壁「夜明けの壁」が、史上はじめて制覇された

史上初の偉業
「夜明けの壁」

ヨセミテ国立公園にある山「エル・キャピタン」には、「夜明けの壁」と呼ばれる絶壁がある。ほとんどまともな手掛かり足掛かりがない平らな壁で、フリークライミングの世界では「5.14c」と呼ばれる最高難易度でも知られ、絶対に登攀不可能だと思われていた。

しかしこの「夜明けの壁」を、史上初めて制覇した人物が遂に現れた。Tommy Caldwell氏(30歳)はKevin Jorgeson(36歳)とのチームでこの絶壁に挑戦、動画はその最も難易度が高い部分を登る場面を記録したものだ。

彼は以前、人差し指を事故で失っている。現代の医療では繋げることも可能で、医師たちもそれを勧めたのだが、彼は「クライミングのとき手元が狂っては困る」と断ったという。

ほんの僅かな段差を使って壁を登っていくその技術と体力は圧倒的だ。人類には不可能はないのだと勇気づけられる。以前、Tabi Laboで取り上げた時は挑戦の最中だった。撮影されたその美しい絶景や、彼らの様子を捉えた画像は、多くの話題を集めた。以下の写真で一部垣間みることができる。

Photo by Chris M Morris

    

  

誰も成し遂げられなかった挑戦。そして他の誰にも見ることのできない絶景。その美しさは、命を懸けた彼らにしか味わえない物に違いない。

Reference：Youtube
Licensed material used with permission by Tommy Caldwell

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