岩壁にキャンプ！？クリフ・クライマーにしか体験できない世界最強の絶景

岩壁にテントを貼る
クリフ・クライマーにしか見れない絶景

ケビン氏（30歳）とトミー氏（36歳）は世界最大級・最難関のクリフ・クライミングルートを手と足だけで登るフリークライマーだ。クリフ・クライミングとは実際に野外にある岩壁を登るフリークライミングの種類を言う。

彼らが登るのは「エルキャピタン」、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にある3,000フィートの花崗岩でできた一枚岩だ。多くのクライマーが挑戦する岩山ではあるが、その中でも彼らが挑むのは、ダウンルートと呼ばれる世界で最も長く、難しい、切り立った岩壁ルートだ。

装備しているのはロープのみ、クライミングを補助する物ではなく、落下防止の命綱でしかない。

そして、指を切断してしまいかねないような鋭く切り立ったホールドばかりなので、指を休める為に岩壁にテントを貼ることもあるそうだ。そこから眺められる景色は、彼らにしか味わえない絶景に違いない。

Photo by Chris M Morris

    

 

当然だが、全てを支えているのはロープとそれをかけるヌンチャクのみ。そのどちらかが破損すればそのまま落下、そして岩壁がいつ崩れてもおかしくないのがクリフ・クライミングでもある。花崗岩は白く、硬く、美しい岩で、結晶は荒く摩擦が大きいため人気の岩場でもある。

その岩壁に命を預けながら、仰ぐ壮大な景色。想像しただけでトリハダものだ。

Licensed material used with permission by Tommy Caldwell

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