担任が「同性愛」を告白。9歳の少女が贈った手紙に、世界が泣いた
同性愛をカミングアウトした教師
彼に宛てられた少女の手紙の内容とは?
同性愛者であることを告白することは、ほとんどの社会の中で勇気が必要な行為だ。しかもそれが、責任ある立場であればなおさらだろう。
しかし、その責任ゆえにカミングアウトした人もいる。イギリスの小学校で教えているある教師は、自分が同性愛者であることを、教え子たちにカミングアウトしたのだ。
そして、その告白を聞いた9歳の少女が彼に宛てて書いた手紙が、今、話題になっている。
Photo by Department for Communitie
彼は授業で、子どもたちにある質問を投げかけた。
『ゲイ』という言葉が 侮蔑の意味で使われているところ 聞いたことある?
そう質問すると、ほとんどの子どもたちが「Yes」と手を挙げたそうだ。そして、「ゲイやレズビアンであることは間違ってる?」とも聞いてみたが、その質問に対する反応も同じようなものだったという。
その反応をみた教師は、自分が同性愛者であることを、子どもたちにカミングアウトすることを決意。校長の許可を得て、それを実行した。
Photo by Julia Manzerova
9歳の少女の手紙が心を揺さぶる
その突然のカミングアウトに、たくさんの子どもたちはビックリしたような顔つきになったという。それから、「彼氏はいるんですか?」などの素朴な質問が、いくつか教師に投げかけられた。
けれども、彼らは数分後には、すっかり慣れてしまいそのまま授業が続けられたという。しかし後になって、教え子の1人、9歳の少女がその教師に手書きの手紙を送ったのだ。
親愛なるR(教師の名前)先生へ 先生が同性愛者だったとしても私の先生に対する考えは変わりません。これからも今までと同じように接していきます。 先生は自分の秘密を私たちに教えてくれました。それは凄く勇敢なことだと思います。クラスのみんなも私と同じ考えです。 先生はこわがらなくていいのです。 A(少女の名前)より、愛を込めて。 追伸:私たちはみんな、先生を誇りに感じています。
この教師のカミングアウトは、学校の「反いじめ週間」の期間中のことだったという。彼が人生をかけて伝えた教えは、きっと子供達にとっても大きな学びとなったのではないだろうか。
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