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この世で一番深い悲しみ。息子を亡くした母親が語る、みんなに知って欲しい「5つのこと」

子供を失うとはどういうことか――それは、この世で最も大切だったものが突然奪われること。その悲嘆はあまりに深く、痛ましく、人生において何よりもつらい体験だと言えるだろう。

今回は、Mindbodygreenに掲載されたPaula Stephens(ポーラ・スティーブンスさん)に特別に許諾を得た、彼女の記事を紹介したい。

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彼女は、4年半前に最愛の息子を亡くした。

いま彼女は自らの深い悲しみと向き合いながら、子供を亡くした親をサポートする会に参加している。子供を亡くす悲しみというのは、何よりも苦しく孤独なもので、それを理解できるのは同じような経験がある人だけだと彼女は語る。

ここでは、深い悲しみから立ち直る長い長い旅の中で自身が感じたこと。また、不慮の事故や殺人、自殺などによって子供を亡くした両親たちによる会の意見をまとめてくれている。子供を亡くし、悲しみにくれる人たちをどうサポートすればよいか、5つのアドバイスをくれた。


 

01.
心の中で永遠に生き続ける・・・
私の子供を
どうか忘れないで

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子供を亡くし、心がボロボロになっても、私たちの中で愛する子供が存在を消すことはありません。だから私たちは、周りの人にも子供のことを覚えていてほしいのです。彼らのことをどうか忘れ去ってしまわないで。

そして何か覚えていたなら、ぜひ私たちに教えて下さい。例えば祝日、子供の誕生日に、私には息子がいないと思いだしたら、私の子供のことを覚えていると伝えてください。もし私が子供との思い出話をしても、うろたえず聞いていてください。もし私の子供に会ったことがなければ、どうか恐れずに彼のことを聞いてみて下さい。私の人生の楽しみの一つは、息子ブランドンのことを語ることなのです。

02.
もう二度と元の生活には戻れない
無理に
立ち直らせようとしないで

Why So Sad?

子供を急に失ったとき、両親の心は二度と直せないほどに壊れてしまいます。バラバラの心を拾い集めて前に進もうとしますが、二度と同じ生活には戻れません。失った命と共に、孤独な旅路を歩む方法を見つけなくてはならないのです。

あなたのサポートには感謝しています。でも決して、そろそろ元の生活に戻るときだよ、もう十分悲しんだでしょ、時間が解決するよ、などと言わないでください。いつまでも悲しみに暮れている私たちを見てられないのは分かります。ですが、この気持ちは永遠に消し去ることはできないのです。だから無理に立ち直らせようと、頑張ってなどの言葉はかけないでください。

03.
もしも生きていたら・・・
毎年2日間
息ができないほどツライ

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1年の中で最もつらい日が2日あります。一つは誕生日。子供がこの世に生まれたことを祝うことで心が痛み、その心に穴があいていることに強烈に気が付きます。そしてこれからの1年を、その子なしで過ごさなくてはいけないという現実を理解しなくてはなりません。

もう一つは命日です。どんなに時間が経とうとも、感傷的な思い出とつらい気持ちを呼び起こします。特に、子供の死に付随するトラウマがある人はなおさら。その日が近づくと、苦しくて息ができなくなります。

こういうときは、思い出が助けになります。もし私が子供について話しているのを聞いてくれたら、子供の思い出がよみがえってくるのです。

04.
前を向いていることを知って欲しい
幸せになるために
毎日あがいている

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子供に先立たれた両親は、苦しみと罪悪感と、その子供がこの世に生きていたと証明するために生きたいという気持ちのバランスをとる、終わらない戦いをしています。

ブランドンを亡くしてから、18カ月後に家族でクルーズにいったときのことです。最初の日は、この時間を彼と共有していないことに私は泣きわめきました。しかしそれから私は自分を落ち着かせ、残った息子たちと新しい思い出づくりをして、「今」を楽しんでいることに気づいたのです。

遺族は、片手に深い悲しみを、もう一方の手に喪失後の幸せな生活を掴もうと、バランスを絶えずとっています。結婚式や卒業式などお祝いのとき、そうあがいている私たちを見るかもしれません。どうか見ないふりをしないで、未来に向けて手を差し伸べてください。

05.
感情がぐちゃぐちゃになるから
あなたを
不快にすることがあるかも

子供を失ったら、誰でも精神がおかしくなるでしょう。そんな私たちを見て、あなたは何を言ったり、したりすればいいのか分からず、私たちを悲しくさせてしまうことを恐れるでしょう。

私たちは、そういった周りのことも理解しているつもりですが、時に感情が乱れてあなたを不快にしてしまうかもしれません。でもあなたが子供の名前を言って、子供のことを覚えていてくれるから、私たちは苦しみから救われているのです。


愛が強く、深いほど、反対側にある悲しみも大きいものです。これを理解して、私たちと一緒に立ち上がってくれると本当に嬉しいです。

Licenced material used with permission by :crazy good grief


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