「あなたはあなたのままでいい。」グレアム・ムーア氏・アカデミー賞授賞式でのスピーチが世界中で話題に
「私は16歳のときに自殺未遂をしました・・・」そこから始まる、グレアム・ムーア氏(34歳)のスピーチ。
彼は、第87回アカデミー賞授賞式で、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」の脚本を手掛け、脚色賞を受賞しました。
受賞時のスピーチ内容が、若者に勇気を与えると世界中で話題になっています。オスカー像を手にした彼が、観衆の前で初めて明かした自らの過去、そして若者へ熱いメッセージは必見。
彼は、脚本家が大勢の人の前でスピーチをする機会が少ないことから、わずか45秒の中で意味のあることを伝えたかったと話しています。
“If all you have to hang onto at the moment is an audacious belief in yourself, it’s enough” – via @Raphaela77LTT: http://t.co/OYTA6KmESD
— Anastasia Amour (@aa_stardust) 2015, 4月 4
皆さんありがとうございます!映画の主人公、アラン・チューリングは、このような舞台で表彰されることはありませんでした・・・。でも、私は今ここに立っています。これは不公平ですよね。今日はみなさんに、大切な短いメッセージを伝えたいと思います。 私は16歳の時、自殺未遂をしました。他の人と自分を比べた時に、いつも違っていると感じたし、自分の居場所なんてどこにもありませんでした。 でも私はこうやって、今このステージに立っています。 だからこの映画を、そういう子供たちに捧げたい。自分は変わり者で居場所がないと感じている若者たちへ。君たちには、居場所があります。そのままで良いんです。ぼくがそうだったように、必ず輝ける時がきます。 そして、いつか君がこういったステージに立つ時がきたら、このメッセージを次の人たちにつなげて欲しいと思います。 そして、最後に、Stay Wired and Stay Different(人と違ってたっていい。あなたはあなたのままでいい。) 受賞できたことに感謝します。本当にありがとうございます。
彼は10代の頃からうつ病と闘っているが、母親をはじめとした周りの人の助けがあったからこそ、今があると語っています。
映画「イミテーション・ゲーム」の主人公、アラン・チューリングは、第二次世界大戦中に世界最強とされたドイツ軍の暗号システムを解読したイギリスの数学者。
この物語は実話に基づき、彼の生涯を描いたもの。終戦後、チューリングは同性愛の罪で起訴され自殺をし、41歳という若さで人生に幕をおろしました。
「私たちは皆、さまざまな理由で「自分は変わっている」と感じています。でも、あなたはあなたのままでいいんです。」
チューリングの悲劇のストーリーが、彼のスピーチの原動力となったそう。
彼は同性愛者ではないが、人と違うという理由でいじめられた彼だからこそ、あなたは、あなたのままでいい、と力強く伝えています。
Top Photo by Disney | ABC Television Channel
Licenced material used with permission by Elite Daily
Reference: youtube,genxy
続きはこちら