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世界中のセレブがお忍びで訪れるラベンダーの島って?

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?

青く輝くアドリア海に、千を超える島を抱えるクロアチア。その中でも世界に名高い、美しき「フヴァル島」についてお伝えします。

歴史と伝統、自然がつまった 「ラベンダーの島」

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?
(C)Flickr/Patrice_Muc8

クロアチア本土よりフェリーで約2時間。「ラベンダーの島」という愛称を持つこの島は、その名の通り香り、初夏になるとラベンダーの花に包まれます。岩場という険しい環境に育つ島のラベンダーは、上品かつ力強い香りを持つのが特徴的。ポプリや精油、石鹸などに使用され、島のあちらこちらの露天で売られています。

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?
2008年に世界遺産に登録されたスターリ・グラド平野 (C)Flickr/Brian Stacey

ラベンダーのみならず、オリーブやブドウ畑が広がる自然豊かなフヴァル島。島には2400年もの遥か昔に、古代ギリシャ人がぶどうやオリーブを育てるための土地を区切った石の壁が残されており、その壁はなんと現在の農地でも活用されています。

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?
たくさんの修道院や教会が点在するフヴァル島。写真はフヴァル・タウンの中心、人々で賑わう広場沿いに建つ聖ステパノ大聖堂 (C)Flickr/Ben Jeffrey

また、島には「幻のレース」と呼ばれる程、非常に珍しいレースが存在します。リュウゼツランという植物からとれる繊維を紡いだ糸を用いた手作りのレースで、その手法は島の聖ベネディクト修道院の修道女のみに伝わるのだとか。その繊細な美しさは目を見張るものがあります。

歴史と伝統、自然が溢れるこの島に魅せられた人は数知らず。知る人ぞ知るアドリア海を代表するリゾートアイランドという一面も持ち合わせているフヴァル島には、イギリスのエドワード8世やシンプソン夫人、ヘンリー王子、歌姫・ビヨンセをはじめ今までたくさんの著名人たちが、とっておきの休暇を過ごすために訪れました。

息を呑むほど美しい、島一番の絶景スポット

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?
(C)Mami Kosakai

趣たっぷりの石畳の通りの隙間から、青い海が見え隠れするこの島は、どこを切り取っても絵になるよな美しさ。そんな島でも一番の、とびっきりの絶景に出会えるのがフヴァル・タウンに位置する城塞。16世紀中頃にヴェネチア人がオスマン帝国の侵攻を防ぐために築いた砦の跡で、小高い丘の上に堂々とそびえ立っています。

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?

さすが城塞だけあって、フヴァル・タウンと海のずっと向こう側や、遠くに点々と広がる島々が一望できます! 心が震えるくらい美しいその景色は、言葉では表せないほど。

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?
(C)Mami Kosakai

潮風に吹かれながら、真っ青な海の上を気持ち良さそうに走るヨットやボートを眺めるだけで、身も心もリフレッシュされてゆくのが感じられます。

世界中のセレブがお忍びで訪れる、クロアチアの「ラベンダーの島」とは?
アドリア海の向こうに沈み行く夕日 (C)Flickr/Anja Pietsch

真っ青に透き通る海、輝く太陽、ラベンダー、オリーブ、ぶどう畑、趣溢れる石畳のストリート、おいしいシーフード、静かに沈み行く美しい夕日・・・。

そんなアドリア海の魅力がぎゅっと詰まったフヴァル島は、世界中の人々の心を捉えてやみません。島を去る時はきっと身も心も洗われたような幸せな気分に包まれることでしょう。


[Photo by Shutterstock.com]
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