【閲覧注意】「もし、屠殺場がガラス張りだったら、みんなベジタリアンになるだろう」ポール・マッカートニーが語った食肉の実態
ポール・マッカートニーは言い続けてきました。
「もしも、屠殺場の壁がガラス張りだったなら、きっと人は誰もがベジタリアンになるだろう」
彼の強い信念、その主張の理由はどこにあるのでしょう?
①工場化した畜産農場には、劣悪な飼育・残忍な飼育方法がとられている施設もある ②不要になった家畜はまるでモノの様に扱われ、詰め込まれ屠殺場へと運ばれる ③屠殺場では、息があるまま逆さに吊られ首を引き裂かれ、断末魔の叫びのなか動物たちは絶命していく
以下の動画は、非常にショッキングな内容が含まれています。けれど、海から大地から、毎日の食料を得ている私たちが、目を背けてはいけない現実も赤裸々に語られています。
オートメーション化され、工場のような畜産農場で育てられ、殺されていく家畜たち。私たちの想像以上に、過酷な現実を知っている人は少ないはず・・・。
ゲーム感覚で
虐殺される七面鳥
地球上で食肉のために最も悲惨な飼育をされていると言われる、鶏と七面鳥。何万頭もがひとつのゲージにおさめられ、太陽の光の届かない、排泄物にまみれた不衛生な環境下で育てられています。
養鶏場で働く人々の中には、まるでゲーム感覚のように、頭を踏みつぶし、生きたまま鶏の首をねじる人もいます。動画では、ショッキングな屠殺の現実が目の当たりに・・・。
逆さまに吊るされ
意識のあるまま殺される雌鳥
狭いゲージの中に押し込められ、羽を伸ばすことすらできない雌鳥たち。動画の養鶏場では、繊細なくちばしはヒヨコのうちに刃物で切り落とされます。
養鶏場での18ヶ月間、金網の上に立たされ、足は変形し、全身が痣と傷だらけに。そして、卵を産めなくなると、ゲージに押し込まれます。屠殺場では、まだ意識があるまま逆さまに吊るされ、喉を引き裂かれる運命が待っています。
電気ショックの後、
喉を切られる豚
鶏と同じように、身動きの取れない檻の中に入れられ、ストレスに冒されていく豚たち。繁殖用の雌豚は、次から次へと子どもを産まされるだけの存在です。
動画内の子豚はさらに悲惨です。病気にかかったり、サイズが満たないと判断されると、作業員によって地面に叩き付けられ、殺されてしまいます。
運良く生き残ったとしても、結局、豚たちの行きつく先は、屠殺場しかありません。そこでは、電気ショックによって抵抗できなくなった豚たちが、意識のあるまま喉を切られて、殺されます。
切断機で喉元を
搔き切られる牛
1年もの間、一度も外出できない牛もたくさんいます。乳牛はただひたすらにミルクを搾乳され、ミルクが出なくなった順番に畜殺場へ。最後は、ひき肉へと加工されてしまう運命です。
ちなみに、この屠殺方法は「コーシャー」(ユダヤ教の戒律や習慣に従って適正に調理すること)と呼ばれ、認定機関によって保証されています。
こうした食肉生産の現状は、近年の狂牛病やSARS(サーズ)、鳥インフルエンザ、その他の病気の元凶ともなっていると、ポールは指摘します。
加工食品も同様に、汚染されたまま市場へ出回り、食中毒の原因となるカンピロバクター菌やサルモネラ菌、大腸菌といった菌の温床となることも。
食肉は、環境問題との関連性も指摘されています。国連によると、食肉生産によって発生する温室効果ガスは、世界のすべての交通機関を合わせたよりも多くの排出量があり、気候変動の遠因になっていると言います。
劣悪な環境で飼育され、殺されていく家畜の一生を知ることで、「食卓から肉がなくなる日を夢見ている」と語りかけるポール。ベジタリアンとしても知られる彼は、自らが動物たちの痛みに加担していないというだけでも、気持ちが救われるとも、動画内で吐露しています。
もちろん、これが食肉業界のすべてではありません。食肉と動物虐待を同一線上で語ることに疑問を感じる人々もいます。
ベジタリアンが良い、肉食が悪いという単純な話ではなく、「食べる」ことの意義を考える。この動画は、そのきっかけになるのではないでしょうか。
Reference:You Tube
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