蛇口をひねるだけでハチミツがとれる!?人間も蜂もハッピーな「Flow Hive」が話題
養蜂家もハチもハッピー!
安全なハチミツ採取器って?
ホットケーキにかけたり、紅茶に入れたりするとふわっと優しい甘みが広がるハチミツ。でも実は、採取には大変な手間がかかっているんです。白い防護服姿は見覚えがありますよね。
今回紹介するのは、そんな大変な手間をばっさりカット、蛇口をひねるだけで巣箱から直接不純物なしのハチミツを採ることができる新しい採取器の動画です!
ハチの巣と同じ構造で創られた装置の中にハチが住みつき蜜を生成していきます。そこに貯まった蜂蜜を、レバーで巣の内部構造をずらすことによって自然に“落とす”ことができます。
開発者のStuart Andersonさんと、Ceder Andersonさんはこう語っています。
「巣箱を開けることなく安全に、ハチの邪魔もしないでハチミツがとれる方法なんだ。10年かかってやっと、発表できるまでのものに仕上がったよ」
養蜂業を40年営む男性からも、感激の言葉が!
「チューブを取り付けて、本当にハチミツが流れ出てきたときはとてもワクワクしたよ!この簡単さは信じられない」
養蜂家もハチもハッピーなこのハチミツ採取器「Flow Hive」は現在、クラウド・ファンディングサイトのIndiegogoで資金調達中の段階。すでに目標額は上回っていて、2015年11月に発売開始の予定だそう。
大変だったハチミツ採取の作業
蜂蜜の採取の苦労、実際どれくらいの行程があるかというと、巣箱からハチが蜜を貯めている巣板を取り出すために、まず完全防備する所からはじまります。その後、蜂の巣から巣板を取り外し、その表面を削り取っていきます。この時点でハチの死骸や巣の残骸などの不純物が。
その後に遠心分離機にかけ、フィルターでこすことでやっと食べれるハチミツの形に。
動画の装置ではレバーをひねって巣の構造をずらすだけで、食べれる蜂蜜が落ちてきます。ハチも人間も危険な目に合うことがなく密を採取できるとあって、世界中の養蜂業者の間で話題になっているようです!
現在使用できるのはセイヨウバチのみで、その他の種類に関しては飼育ができなかったり、わからないこともまだまだあるようですが、今後更に進化した採取器が開発されていけば、自宅に置いておけるポータブル蜂蜜採取器なんてのも出てくる可能性があるかもしれませんね。
Reference:YouTube
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